和室リフォームのポイント

和室


  伝統的な和室は温かい落ち着いた魅力に惹かれるものがあります。

     最近では広いリビングの一角に和室や

   畳スペースを設けたりするケースが多くなっています。

  多目的に使える和室は、その用途に応じたプランが大切です。

■壁材

壁材は古い壁を剥がさず、既存の壁の上から直接塗り替え工事ができるジュラク調のものや、 珪藻土を使った塗り壁や和紙のクロスなどが落ち着いた空間づくりにおすすめです。

押入れには消臭性・調湿性・断熱性に優れた専用の壁材もあり、不快なジメジメ感やカビを抑えます。

■収納

すっきりとさせることが和室収納のポイントです。
例えば6帖の和室にタンスや戸棚が置かれているよりも、何もない4.5帖の和室の方が広く見えたりします。
一般的にリフォームは部屋を広くするためと思われがちですが、思い切って1.5帖分の「家具を隠すための収納」をつくるのもひとつの手です。

また、和室の床高を30㎝くらい上げて床下を収納にし、空間の変化と収納を両立させるなどのプランもあります。

その他、和室は押入の使い方もポイントです。収納物に合わせて効率よい収納を計画します。
客間として使う場合はあまり家具などは置かず、飾る部分も考えましょう。寝室として使う場合はクローゼットにするのもいいでしょう。

■窓

基本的に和室の場合、引き違いの窓に内障子が入っていて薄暗い印象です。

明るくしたい場合は窓を大きくしたり、増やしたりしますが窓を取替えしない場合でも、 思い切って障子を取り、和紙製のブラインドなどを取り付けてみましょう。
これだけでも部屋の明るさは飛躍的にアップするはずです。

雨戸は採風・採光ができるルーバータイプの雨戸に変更すれば、明るく快適に過ごせます。

■照明

和室の照明は客間、寝室など用途に合わせて選ぶことが大切です。

茶の間として使う場合は明るめの蛍光灯、客間は落ち着いた白熱灯などをおすすめです。
最近は天井にぴたりと設置できるシーリングが主流ですが、
竿縁天井・格天井などの本格的な和室にはペンダントが適しています。

天井をすっきりさせたい場合は埋め込み器具もおすすめです。

空間の演出には和風のフロアスタンドが最適です。
デザインは、自然な丸みを帯びた直線構成のもので、シンプルなデザインのものがふさわしいでしょう。

■床材

和室の床材といえば畳。畳は独特の安らぎをもたらせてくれますが、素材としても、吸湿性、吸音性、断熱性にも優れた特性を持っています。

畳の匂いには鎮静効果も含まれています。 ただ、そのまま座るため、寒い季節はどうしても底冷え感があります。 そこで床暖房を設置すると快適性が高まります。

近年はカビやダニの問題で健康に配慮して畳床にひのきや炭を使った畳など色々な畳が登場しています。

デザイン性では、縁のない琉球畳やカラー畳も人気で、日本の伝統色を活かしながらもモダンなテイストを醸し出しています。

■床材

和室を広く見せるためには、天井や壁の素材や家具に至るまで、色の数を減らし統一感を持たせることで、広々とした雰囲気をつくることができます。

寒さ対策としては、畳の床暖房を検討してみるのもひとつの手です。
可能であれば床の一部を掘り込み、冬用の掘りごたつにしてみるのも快適な和室づくりに有効でしょう。

その他、リビングと一体の和室では、天井や壁材を統一させることで部屋に自然なつながりが生まれ、広さを感じさせることが出来ます。
また、和室の床高を上げることで、リビングとのおだやかな変化を演出できますます。行き来しやすい高さは12~20cmですが、30cmほどとって、 どちらに座っても目線が合うようにするのも、いい方法です。